童音社 おはなしコンサートの思い出

感謝したこと

童音社のおはなしコンサートが私にとっての宝物でした。

私が幼稚園に入園する前の2~3歳くらいから聞いていました。

童音社のおはなしコンサートとは

絵本とレコードがセットになったものです。

12冊レコードがセットになっているのですが,1冊に4話くらい入っていました。

絵本は、場面ごとに絵と文字が書かれています。

絵本の内容は、シンデレラや白雪姫、桃太郎,さるかに合戦など外国のお話から日本までバラエティに富んでいました。なかには、きっちょむさんなどとんち話などもありました。

レコードには、音楽や歌、セリフがあり、ミュージカルを聞いているようでした。

絵本の絵は、動かないですが、声優さんの歌とセリフのレベルがすごすぎて、頭の中では、絵本から飛び出した登場人物や情景が広がっていました。

私の好きなお話

おはなしコンサートのお話は、全部好きなのですが、その中で3つ選ぶとしたら、

1番  ヘンゼルとグレーテル

ヘンゼルとグレーテルが魔女が歌う場面が大好きです。「ポリポリカリカリ誰だろう~♪お家をかじるのは誰だろう」この魔女役の声優さんの声がとても怖くて、毛布をかぶりながら聞いていました。

2番  さんびきのこぶた

3匹が歌う「ふさふさたてがみ~♪それは人のもの」と「大きな大きな空の下で♪小さな小さな家を作ります~♪」と歌う場面が好きでした。

3番  アラジンの魔法のランプ

アラジンの魔法のランプだけでなく、指輪の魔人がいました。ランプと指輪をこすった時に飛び出してくる時の歌が好きでした。ランプの魔人は勢いよく「ご命令くだされ、私はランプの~♪」と歌うのですが、指輪の魔人は少し気弱な感じで「およびでござ~いますか、私は指輪の~♪」と歌う場面が好きでした。

おはなしコンサートの世界

このおはなしコンサートを聞いているとその世界の中に没頭することができて楽しかったです。

幼い時は、毎日のようにレコードを自分でかけて聞いていました。中学生まで何か落ち込んだり、辛いことがある時は、おはなしコンサートの世界に入って気分転換ができていました。

引っ越しの時に紛失してしまい、ショックでしたがこのおはなしコンサートに出会えたことは私の宝物です。

この世界の中で、私は良いこと悪いことを学びました。人に対して思いやりや感謝の気持ちを持つこと、意地悪をしたり、いじめをすると自分にかえってくることを学びました。