私は、柏餅が大好きです。端午の節句の縁起物として、スーパーでも和菓子屋や洋菓子屋でも見られます。
あんこも好きですが、柏の葉に包まれたお餅の香りと触感が大好きです。
私の中のもう一つの端午の節句のお菓子に「あくまき」があります。
幼い頃、親戚の方が九州に住んでいて、手作りの「あくまき」を送ってくれたことを思い出します。
「あくまき」は、郷土菓子で、もち米と水で薄めた灰汁で煮込んだものです。
笹の葉に包まれた茶色の「あくまき」をきな粉と砂糖で食べたことがとても懐かしいです。
作るのはとても時間がかかるお菓子だと思います。子どもの時は、何も考えず送ってきてもらって、当たり前のように食べていました。
端午の節句は、子どもの健やかな成長を祝うものなので、その気持ちを込めて、手作りをして送ってきてくださったことを思うと感謝しかありません。
医療が発達していない時代は、子どもが幼くして、亡くなってしまうことが多かったので、成長を祝う行事が今よりももっと大事にされていたのだと思います。
端午の節句のお菓子を食べて、子どもも大人も無病息災で元気に過ごしましょう。