南米ウルグアイの元大統領のムヒカさんが89歳で亡くなられたことをテレビで知りました。
国民からペペという愛称で呼ばれ、とても愛され支持された大統領です。
この方は、大統領になっても大統領邸宅には住まず、質素なトタン屋根に住み、車も友人から譲り受けた古いものを自分で運転されていました。さらに大統領の給料の9割を貧しい人に寄付されていました。
豊かさとは何かということを伝えていただいた方だと思います。
ムヒカさんの言葉の中に「貧しいとは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」があります。
無限の欲のために時間を費やしてしまうことで、自由な時間を奪われていることを話されています。
また、誰かに強制されるのではなく、自分の好きなことや選択したことに人生の時間を費やすことが自由だとも語られています。
ムヒカさんは、自らの人生の体験を通して、「シンプルに生きる道を選ぶことで、より自由を得ることができる」と私たちに教えてくれていたのだと思います。
そこには、ムヒカさんの生い立ちから牢獄での生活を経て、愛する奥様やペット、友人の方たちがいる農場での生活の中で豊かさと自由に気付き、行動できたからではないかと思います。
ムヒカさんの言葉や行動には、私たちの生き方や考え方を見つめ直すチャンスがあると思いました。
ムヒカさんは、たくさん素敵な言葉を残してくださいました。
ありがとうございます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。